グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
副校長は、ため息のように息を吐いてから、小さな袋をそっと机の上に置いた。
「サンサザール神官様の遺髪が入っています。
あなたに・・・渡しておきます」
クレルは頭を下げ、両手で遺髪の袋を受け取った。
泣いてはいけない・・・そう思いながらも、袋を胸に抱いたまま、涙が落ちていく。
「クレル。もうひとつ・・・実は重要な話があります」
クレルは遺髪の袋を握りしめて、次の言葉を待った。
「サンサザール最高神官様の後継者候補に、あなたの名前が挙がっているのです」
クレルは驚いて顔を上げると、苦し気な副校長の視線と合った。
「でも、私はようやく、初級神官の資格を得たばかりで・・・」
副校長は目を伏せて、うなずいた。
「そうですね。そうなのですが・・・
サンサザール神官様の直系は、あなただけなのです」
父であるオーギュスト・サンサザールは、神殿の最高神官に就任していたので、妻帯は許されなかった。
しかし、多くの神官は、表向きは独身を通したが、事実婚として家庭を持ち子どももいる。
「そんな・・今の私に、最高神官が務まるはずはありません!」
クレルは弱々しい声だったが、はっきり言った。
「サンサザール神官様の遺髪が入っています。
あなたに・・・渡しておきます」
クレルは頭を下げ、両手で遺髪の袋を受け取った。
泣いてはいけない・・・そう思いながらも、袋を胸に抱いたまま、涙が落ちていく。
「クレル。もうひとつ・・・実は重要な話があります」
クレルは遺髪の袋を握りしめて、次の言葉を待った。
「サンサザール最高神官様の後継者候補に、あなたの名前が挙がっているのです」
クレルは驚いて顔を上げると、苦し気な副校長の視線と合った。
「でも、私はようやく、初級神官の資格を得たばかりで・・・」
副校長は目を伏せて、うなずいた。
「そうですね。そうなのですが・・・
サンサザール神官様の直系は、あなただけなのです」
父であるオーギュスト・サンサザールは、神殿の最高神官に就任していたので、妻帯は許されなかった。
しかし、多くの神官は、表向きは独身を通したが、事実婚として家庭を持ち子どももいる。
「そんな・・今の私に、最高神官が務まるはずはありません!」
クレルは弱々しい声だったが、はっきり言った。