グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
クレルの新しい仕事
クレルは、館の裏にまわり、大きな木戸をノックした。
「あの、こちらに来るように言われたのですが」
そっと木戸の隙間から、顔を覗かすと、太った女と痩せた女が、暖炉脇の丸椅子に座っている。
「ああ、あんたかい。聞いているよ。
下働きをするよう、旦那様が言っていた子だね」
太った赤ら顔の中年女が、豆の皮をむきながら声をかけた。
「こっちにおいで。
それから、スー、ハルトさんを呼んできな。新入りが来たって」
スーと呼ばれた、痩せた女がすぐに出て行った。
手招きをされたので、クレルは、中年女の前に進んだ。
「名前は?」
「クレルと言います」
「年は?」
「19才です」
太った中年女は、目を丸くした。
「まるで、ガキみたいにみえるが・・
普通なら結婚して、子どもがいてもおかしくないくらいの年さね」
クレルは、恥ずかしくてうつむいた。
「教会に、なんでいたんだ?」
中年女の尋問が続く。