グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
「リーフェスト公様は、ご病気と聞きましたが・・・」

スーは視線を上に上げて、ずらりと棚に並んでいる箱をどれにしようか選んでいる。

「私も詳しくは知らないけど。
旦那様が王宮にお住まいだった時は、頭痛や吐き気がひどくて、主治医の先生から転地療養をすすめられたらしい。
それ以来、王宮にはお住まいにはならないと聞いたけどね」

クレルは思い出していた。

あの時、確かに体調が悪そうで、吐いていた。

酒のせいだと言っていたが。

「本当ならば、王位につくお方なのにね。
でも、弟の国王陛下が頼りにしていると、マリウス様は言っているけどね」

マリウス様って誰だろう?

クレルが聞く前に、スーは立ち上がり、隣の部屋に行ってしまった。

しばらくして、メイドの服やエプロンを腕に引っかけて戻って来た。

「それ、これなら合いそうだ。すぐに着替えな。あと、枕カバーとシーツも出さなくては」

クレルは新しい服を受け取り、後をついて行った。

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