グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
それから、おとなしく並んでいる二頭の馬に視線を移した。

「旦那様、旦那様!!!」

2頭の馬が、砂煙をあげてやって来る。

ジミーとその父親だ。

リーフェスト公は、しばらく不思議そうにクレルを見ていたが、我に返ったように指示を下した。

「アーレン、すぐに馬たちの状態を見てくれ。
ジミーは戻って、荷馬車を持ってこい」

アーレンと呼ばれたジミーの父親は、馬たちに駆け寄った。

ジミーは馬の首を返して、来た道を戻った。

「ブラックファイアーには、あれほど高い柵を跳ばせたことはない。

が、その能力があったということか・・・バレットもだが」

リーフェスト公は腕組みをして、考え込んでいる。

「旦那様、怪我も傷もないようです。大丈夫です!!」

アーレンは大声で言い、クレルと並ぶように、ひざまずいて頭を下げた。

「うちのせがれが、とんでもない事をしでかして、申し訳ありません。
どんな罰も受けますので・・・」

クレルも続けて、頭を下げた。

「ブラックファイアーに乗ったのは、私の判断です。
ジミーは止めようとしました。私の責任です」

リーフェスト公は、並んで頭を下げている二人の前に立った。

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