グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
「別に、とがめるつもりなない。馬に怪我もなかったしな。
が、クレル、大した腕前だな。お前にバレットの調教を頼もうか」

リーフェスト公の口角が上がった。

「そんな、無理です!!」

アーレンとクレルが、同時に声をそろえて言った。

ガタガタ ガタガタ

ジミーが荷馬車で戻って来た。

「クレル、お前は荷馬車に乗って帰れ。アーレン、馬を荷馬車の後ろにつなげ」

リーフェスト公はそう言うと、乗って来た馬にまたがった。

「アーレン、厩舎でもう一度、馬の状態を調べてくれ。私はこのまま、出かけなくてはならない。
グリフォン、行くぞ」

ワォン

グリフォンが吠えると、正門に向かって走って行った。

クレルはジミーに助けてもらい、荷馬車に乗り込んだ。

「まぁ、あんたが何とか止めてくれて、助かったが。
まさか、ブラックファイアーに乗るとは、たまげたもんだ」

アーレンはしみじみと、不安と安堵の感情が入り交じった表情でクレルを見た。

次の日、クレルは筋肉痛で顔をしかめて仕事をしたが、リーフェスト公は、それを興味深そうに見ていた。

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