グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公

リーフェスト公の本当の姿

<リーフェスト公の本当の姿>

陽が落ちるのが、日に日に早くなる。

それは夏が終わり、秋への移り変わりを示していた。

夜は冷え込みそうだと思いながら、クレルはランプの火を灯した。

使用人たちが使う台所は、かまどの火が絶えることなく、1年を通して暖かい。

アーレンとジミー親子が、馬の用事で王宮に行ったので、代わりの馬屋番の男たちが、どやどやと入って来た。

「早く座りな、アツアツのスープが待っているさね」

メリッサは男たちと知り合いらしく、気軽に声をかけた。

「ああ、俺たちは食ったら、すぐに帰るぜ」

メリッサはうなずき、手早くスープ皿を机に並べると、クレルはかまどでパンを軽くあぶり、大皿に乗せた。

メリッサの特製スープは、肉や野菜も多く入っていて、疲れた体を温める。

仕事終わりで、腹いっぱいになり、皆それぞれが、くつろいだ顔をしていた。

「ありゃー!困った!酒を届けるのを忘れちまったよぉ」

メリッサがお玉を振り上げて、大声で叫んだ。

「どうすっか?旦那様は、今日、離れの館にいらっしゃるんだ。
食事の後に、酒は必ず必要だから・・」


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