グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
「えーーー、リーフェスト公様、本当に何もしなくていいのですか。
私たち、期待していたのにぃ」

かん高い女の声に、リーフェスト公が、布の袋に入った金らしきものを、突き出したのが見えた。

「さぁ、受け取れ。わかっているな。
戻ったら、リーフェスト公は変態で、とんでもないクズ野郎だと、言いふらすんだぞ。
特に外国の客には、その話をしろ」

頭の羽を揺らした女が、しなをつくりながら

「もちろんでございます。また、呼んでくださいましね」

「ああ、とっとと帰れ。私はやらねばならない事がある」

リーフェスト公の声は、不機嫌そうだった。

女たちも長居は無用とすぐに察したのか、スカートの裾をつまんで頭を下げてから、歩きだした。

「これは・・?」

リーフェスト公が、玄関先に置いてある酒樽に気が付いた。

クーーン、クーーン

グリフォンが、クレルのいる茂みに鼻先を突っ込んで、甘えた声を出している。

「隠れていないで、出て来い!」

リーフェスト公が命令をしたので、クレルは仕方なく茂みから這い出た。

「やっぱり、おまえか・・・
グリフォンの防御ゲートを無効にできるのは、おまえしかいないからな」

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