グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
クレルは立ち上がって、スカートについている枯れ葉を払った。

「別に、お酒を届けに来ただけですから」

「おまえ、今の話を聞いていたのか」

リーフェスト公は吟味するように、クレルの顔を見た。

「その、たまたま、聞こえてしまっただけです・・あの、帰ります」

クレルはすぐ逃げるように、体の向きを変えようとした。

「待て!!」

リーフェスト公の鋭い声が響いた。

クレルは、面倒くさいことに巻き込まれたくなくて

「別に、誰にも言いません。
リーフェスト公様が、お困りになるような事はいたしません」

リーフェスト公の口角が上がった。

「なるほど、グリフォンの女だからな。おまえは」

グリフォンのオンナって・・・クレルは唖然として、次に赤くなって

「はぁ・・誤解しないでください!!
ただ、すごくなついてくれるだけです!!」

クレルの足元で、グリフォンはすりすりと、自分の体をこすりつけている。

「グリフォンは私の護衛犬だが・・おまえだけは特別のようだな」

リーフェスト公はいきなり、クレルの腕をつかんだ。

しかもカベドンで迫ってくる。

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