グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
ラファエルに従う大型犬には・・・背中に小さな翼をつけよう。

クレルはすぐに、膝の上に紙を広げて犬の横顔を描き始めた。

ワンワンワン

グリフォンが走って来る。

ハァハァハァ・・・

体当たりで、クレルの胸に飛び込んできて、手をペロペロなめた。

それに飽きると、お腹を出して、草の上でゴロゴロしている。

お腹をなでろと催促をしているのだ。

「もうっ、せっかくの絵がぐしゃぐしゃになって・・・」

邪魔をされたが、ガシガシとグリフォンの頭とお腹をなでてやった。

「こんなところに隠れていたのか」

ブラックファイアーを連れたリーフェスト公が、クレルに向かって手をあげた。

「別に・・・隠れていません」

クレルは立ち上がり、スカートの土を払い、軽く頭を下げた。

馬に水を飲ませるため、この近くの水場まで来たのだろう。

「何をしていた?」

今は休憩時間だ、何をしようが勝手でしょう・・・

と、言いたいところだが、主人に歯向かうことはできない。

それに突然現れたリーフェスト公に、自分のドキドキをさとられたくなくて、クレルは顔をゆがめながら、簡潔に答えた。

「絵を描いていました」

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