グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
「いやっ、別にまだ大丈夫ですから。でも注意をされたほうがいいと」
クレルは笑いをこらえているが、おかしくてしかたがない。
「ううううう・・親父は薄くなっていたし、爺様は、確かはげていたんだ・・・」
リーフェスト公の目が泳ぎ、動揺の激しさを示していた。
「リーフェスト公様ならば、問題ないですよ。渋くていい感じかも」
「おまえっ!誰にも言うなよっ!!」
リーフェスト公が叫ぶように言ったが、それでは説得力がないと思ったのか、
「お前の欲しいものは、何だ?」
探りをいれるように、低い声で言った。
「その、グリフォンを描く紙が欲しいのですが・・・」
クレルは「紙と髪」をかけて、謎解きのように重々しく言った。
リーフェスト公は、もっと高価な物と取引と考えたいたのか、拍子抜けしたように
「紙なんて、いくらでもやる。それと、給料も上げよう!どうだ!」
「ありがとうございます」
クレルは礼を言いながらも、いつも冷静で何を考えているのかよくわからない、この主人が素を出して、うろたえているのを、興味深く観察していた。
「はぁ・・・ハルトに言っておこう」
リーフェスト公が座り込み、頭に手をやって、本当に疲れた・・・というようにため息をついた。
クレルは、こみあげる笑いをかみ殺すのに苦労していた。