グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
「おはようございます。カーテンを開けます」

そう言ってから、重いカーテンを引き、窓を少し開け、空気を入れた。

ベッドの主人は、うんともすんとも反応しない。

クレルがカップにお茶をそそぐと、良い香りがふわっと立ち上がった。

「リーフェスト公様、お茶が入りましたが・・」

黒い頭が、枕に埋もれている。

そこから、くぐもった声がした。

「こっちに来い。お前が確認をするんだ」

「何を・・・ですか?」

「頭だ。・・・変化がないかどうか」

ああ、昨日の話ね・・・気にしていたのね。

クレルは口に手をあてて、思い出し笑いをしてしまった。

「見るだけですか?それとも触ったほうがいいですか?」

ようやく、リーフェスト公がどんよりした顔を向けた。

「昨夜は、寝られなかったのだ。触って確認してくれ」

それだけ言うと、また顔を枕に埋めた。

「わかりました。それでは失礼します」

クレルは片足をベッドに乗せて、体を乗り出し、指先をリーフェスト公の髪に触れ、つむじが二つあるのを再確認した。

「大丈夫です。問題ありません」

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