グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
リーフェスト公は大人の渋い感じがあるが、マリウス様は典型的な王子様キャラだ。

クレルは盗み見しながらも、観察に余念がない。

マリウスはマントをぬぐと、控えていたハルトさんに渡しながら、早口で訴えた。

「リーフェスト公様、明日の会議には、ぜひ出ていただかないと困ります。
前回も欠席でしたし・・」

マリウスの勢いを制するように、リーフェスト公は軽く手をあげて

「私がいなくても、困りはしないだろう。あんなくだらん会議は、時間の無駄だ」

「しかし、今回は国王陛下も参加されるのですよ」

マリウスが頬を赤くして、力説した。

「まぁ、興奮していないで座れ。クレル、お茶を」

リーフェスト公は、クレルに目をやった。

「ところで、王宮のどこかに、カルートの絵画があるかな。
ジャン・エバンズ・カルートだ」

いきなり祖父の名前が出て来て、クレルの心臓が飛び跳ねた。

が、あくまでも平静をよそおうように、菓子皿を並べた。

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