グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
クレルは、聖典を抱きしめた。
父は純粋に、祈ることを大切にしていた人だった。
あの火事の混乱の中、巻き込まれないよう逃がしてくれた副校長先生。
「あなたが生きていれば、この神殿の未来はつながります。
サンサザール神官様も、それをお望みでしょう」
クレルは、ゆっくりと吐き出すように言葉をだした。
「リーフェスト公様は私を・・・どのように利用するおつもりですか?」
リーフェスト公は、前髪がうっとおしいのか、指でかき上げた。
「うーーーん、そこも単純ではないのだ。グリフォンの問題がある」
「グリフォン・・?」
自分の名前を呼ばれて、グリフォンがクレルの手をペロリとなめた。
「今、グリフォンはお前のことを主人?恋人?として付き従っているからな。
こいつは護衛犬だから、おまえの命令には絶対に従うだろう。
私の命令よりも優先してな」
リーフェスト公は目を細めて、ニヤリと笑った。
「お前がグリフォンに<殺せ>と命令すれば、すぐに私の喉笛に食らいつくはずだ」
「そんな・・・!!」
クレルは信じられないというように、そばに座っているグリフォンを見た。
父は純粋に、祈ることを大切にしていた人だった。
あの火事の混乱の中、巻き込まれないよう逃がしてくれた副校長先生。
「あなたが生きていれば、この神殿の未来はつながります。
サンサザール神官様も、それをお望みでしょう」
クレルは、ゆっくりと吐き出すように言葉をだした。
「リーフェスト公様は私を・・・どのように利用するおつもりですか?」
リーフェスト公は、前髪がうっとおしいのか、指でかき上げた。
「うーーーん、そこも単純ではないのだ。グリフォンの問題がある」
「グリフォン・・?」
自分の名前を呼ばれて、グリフォンがクレルの手をペロリとなめた。
「今、グリフォンはお前のことを主人?恋人?として付き従っているからな。
こいつは護衛犬だから、おまえの命令には絶対に従うだろう。
私の命令よりも優先してな」
リーフェスト公は目を細めて、ニヤリと笑った。
「お前がグリフォンに<殺せ>と命令すれば、すぐに私の喉笛に食らいつくはずだ」
「そんな・・・!!」
クレルは信じられないというように、そばに座っているグリフォンを見た。