グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
グリフォンがクレルをめがけて、全力で走って来た。
クレルは温かなグリフォンを抱きしめると、自分の首から犬笛を取り出して、首輪にとりつけてやった。
「さよなら、グリフォン。このままリーフェスト公様のところに戻りなさい。わかった?」
もう二度と会えないと思うと、涙がこぼれ落ちる。
グリフォンは、クレルの涙をペロペロなめてから、ショールの端を口にくわえて引っ張った。
<こっち、こっちに来て!>そう言っているようだ。
クレルが顔をあげると、館の雑木林に通じる裏道に、幌付きの荷馬車が止まっている。
その荷馬車の御者が、大声を上げた。
「早く来い!すぐに出るぞ」
粗末な茶色のフードをすっぽりとかぶった御者の顔は見えない。
が、クレルは声ですぐにわかった。
「リーフェスト公様、なんで?」
グリフォンは、先に走って荷馬車に飛び乗り、クレルに向かって尻尾を振っている。
荷馬車のそばに近寄ると、リーフェスト公は灰色のマントを投げてよこした。
「飛ばすから、冷えないよう体をくるめ」
リーフェスト公は、クレルに手を差し伸べた。
「お前を館から出すには、よい口実だった。すぐに別荘に行くぞ」
クレルは温かなグリフォンを抱きしめると、自分の首から犬笛を取り出して、首輪にとりつけてやった。
「さよなら、グリフォン。このままリーフェスト公様のところに戻りなさい。わかった?」
もう二度と会えないと思うと、涙がこぼれ落ちる。
グリフォンは、クレルの涙をペロペロなめてから、ショールの端を口にくわえて引っ張った。
<こっち、こっちに来て!>そう言っているようだ。
クレルが顔をあげると、館の雑木林に通じる裏道に、幌付きの荷馬車が止まっている。
その荷馬車の御者が、大声を上げた。
「早く来い!すぐに出るぞ」
粗末な茶色のフードをすっぽりとかぶった御者の顔は見えない。
が、クレルは声ですぐにわかった。
「リーフェスト公様、なんで?」
グリフォンは、先に走って荷馬車に飛び乗り、クレルに向かって尻尾を振っている。
荷馬車のそばに近寄ると、リーフェスト公は灰色のマントを投げてよこした。
「飛ばすから、冷えないよう体をくるめ」
リーフェスト公は、クレルに手を差し伸べた。
「お前を館から出すには、よい口実だった。すぐに別荘に行くぞ」