グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
ミルラも、同じような服装をしていたのを思い出したのだ。

白のブラウス、黒のスカート、生成りのエプロンをつけ、ジンジャービスケットを口にくわえて、絵筆を動かしていた。

他に小花柄のドレスとブラウス、スカートを何枚か。

ペチコート、寝間着、下着や櫛、せっけん、タオル、室内ばき、ブーツ、手袋、エプロンも入れてもらった。

「これから、寒くなりますから、刺繍が裾に入ったマントも一緒にいかがですか?」

「ええ、お願いします」

クレルは少し迷ったが

「口紅と・・おしろいも入れてください。あと、髪を結ぶリボンも」

クレルが、大きな包みを抱えて大通りに出ると、リーフェスト公は裕福な商人のようないでたちで、少し先の屋台で、焼いた串肉にかぶりついている。

グリフォンは、その足元で子牛の骨をかじっていた。

リーフェスト公は、大股でクレルのそばまでくると、抱えている紙包みを取り上げた。

「女の買い物は時間がかかるから、困る」

リーフェスト公はそう言いながら、華やかな民族衣装を着たクレルを一瞥(いちべつ)した。

「申し訳ありません。ごめんなさい」

クレルが慌てて謝ると
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