一途なわたしは諦めない!
ーピーンポーン!

玲くん家のインターホンを押すと、お母さんが出てきた。

「わあ、優菜ちゃん。どうぞ上がって。玲は部屋にいるわよ」

「ありがとうございます…!」

ぺこりとおじぎをして、玲くん家の階段を登る。

ここにきた理由はもう一つ。

玲くんが風邪をひいちゃったみたいで、プリントをあげてねと先生に頼まれたのだ。

ーコンコンッ

ドアをノックすると

「うーん?」

という玲くんの声が聞こえた。

「玲くん。わたしだよ。優菜だよ」

「優菜か。どうぞ」

がちゃっと入ると、大好きな玲くんの温かいにおいがする。

「お邪魔します。」

ドキドキしながら部屋に入る。

「優菜。どうしたの?」

「あ、あのね…これ、プリントだよ。体調は大丈夫?」

「ありがとう。体調は大丈夫かなぁ」

良かった…ちゃんと渡せた、とホッとした。

無事プリントも渡せたことだし…帰るか。

クラスの子に悪口を言われたことも…玲くんの顔をみたら嫌気が飛んでしまった。

さて…わたしは無事にプリントを渡せたことだし…迷惑にならないうちに帰るか…!

うんっと背伸びした。

ふふふ。相変わらず、玲くんはかっこいいなあ、と見直した。

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