辺境のちっちゃな捨てられ領主は敵国女帝のお気に入りのようです~転生幼児、最強の家族とスキルを持つ秘密兵器でした~
 水の精霊が出す要求はなかなか面倒くさかった。人の手で、蜂蜜を加工することで、人の魔力もでき上がった品に含まれるそうだ。人間の側で暮らす精霊は、人の魔力が大好きなのだという。

「じゃあ、その蜂蜜でお菓子とか作ってもらったらどうかなあ?」

『それならば、戻ってくる者もいるだろう』

 精霊と人間の感覚が違うというのはなんとなく知っていたつもりだったが、まさかお菓子で戻ってくるとは思わなかった。

「わかった。じゃあ、すぐにお願いしてみるね。なるべく早く戻ってくるから!」

 祠はすぐにでも直してもらうことにして、蜂蜜はメディックビーの群れにお願いして分けてもらおう。すぐにこの地を治める領主のところに行き、祠の修理とメディックビーの蜂蜜を使った菓子を依頼する。

「だが、メディックビーの蜂蜜なんてすぐには用意できないぞ」
「それは、僕の方で用意する。レーケ、どのぐらい分けてもらえるかなあ?」

『坊やが欲しいだけ持ってくるわ。ガイストにお願いして運んでもらいましょう』

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