辺境のちっちゃな捨てられ領主は敵国女帝のお気に入りのようです~転生幼児、最強の家族とスキルを持つ秘密兵器でした~
笑った庭師は、それ以上固辞することなく、蜂蜜を受け取ってくれたのでトーリもホッとする。
「薬師達も最近は苦戦しておりますようで」
「そうなの?」
「ええ、薬草園の薬草の元気がなくなっているようですよ」
「そうなんだぁ……」
もしかして、薬草園の土に何か問題が発生しているのだろうか。それとも、薬草園にいる精霊がなんらかの理由で機嫌を損ねているとか。
ただ、前回赴いた伯爵領とは違い、皇宮には『精霊使い』のスキルを持っている者がいる。これは、精霊と契約することのできるスキルなので、精霊使いのスキルを持つ者がいれば、直接話を聞くことができるだろう。
それきりトーリの頭の中からその件については忘れ去られてしまったのだけれど、それから数日のうちに、思いがけない形で薬草園に赴くことになった。
午前中、家庭教師からマナーについて教わる。今は必要ないけれど、もう少し大きくなったら女性をエスコートしなければならないらしい。
「エスコートかぁ……でも、そんな相手いないよ?」
「薬師達も最近は苦戦しておりますようで」
「そうなの?」
「ええ、薬草園の薬草の元気がなくなっているようですよ」
「そうなんだぁ……」
もしかして、薬草園の土に何か問題が発生しているのだろうか。それとも、薬草園にいる精霊がなんらかの理由で機嫌を損ねているとか。
ただ、前回赴いた伯爵領とは違い、皇宮には『精霊使い』のスキルを持っている者がいる。これは、精霊と契約することのできるスキルなので、精霊使いのスキルを持つ者がいれば、直接話を聞くことができるだろう。
それきりトーリの頭の中からその件については忘れ去られてしまったのだけれど、それから数日のうちに、思いがけない形で薬草園に赴くことになった。
午前中、家庭教師からマナーについて教わる。今は必要ないけれど、もう少し大きくなったら女性をエスコートしなければならないらしい。
「エスコートかぁ……でも、そんな相手いないよ?」