辺境のちっちゃな捨てられ領主は敵国女帝のお気に入りのようです~転生幼児、最強の家族とスキルを持つ秘密兵器でした~
魔力を帯びた声――それが心地よく感じられるのは、悪意のある魔力ではなく、聖なる力を帯びているからだろう。この世界の司祭は、単に儀式を執り行うだけではなく、神との繋(つな)がりを確実に持っているのだ。
水盤に司祭が手を入れたらしく、ちゃぷんと音がした。
聖なる力を帯びた声で祈りの言葉を唱えながら、司祭はその水をトーリに振りかける。一度、二度、三度。
その度に、ひんやりとした水の感触が肌を流れ落ちていく。
最後に、濡れたままの手が額に当てられた。その間も、休むことなく司祭の声は続いている。閉じたままの目の裏で、まばゆい光が破裂した。
「わっ!」
思わずあげてしまった驚きの声。それに動じることもなく、司祭は最後の言葉を終えた。
「どうぞ、目を開いてください。授かったスキルは……」
そう言いながら、司祭は水盤の方に身をかがめる。いつの間にかそこには一枚の紙が浮かんでいた。
「トーリ様のスキルは――『テイム』ですね」
テイム――契約した動物や魔物を調教し、従える能力だ。
水盤に司祭が手を入れたらしく、ちゃぷんと音がした。
聖なる力を帯びた声で祈りの言葉を唱えながら、司祭はその水をトーリに振りかける。一度、二度、三度。
その度に、ひんやりとした水の感触が肌を流れ落ちていく。
最後に、濡れたままの手が額に当てられた。その間も、休むことなく司祭の声は続いている。閉じたままの目の裏で、まばゆい光が破裂した。
「わっ!」
思わずあげてしまった驚きの声。それに動じることもなく、司祭は最後の言葉を終えた。
「どうぞ、目を開いてください。授かったスキルは……」
そう言いながら、司祭は水盤の方に身をかがめる。いつの間にかそこには一枚の紙が浮かんでいた。
「トーリ様のスキルは――『テイム』ですね」
テイム――契約した動物や魔物を調教し、従える能力だ。