辺境のちっちゃな捨てられ領主は敵国女帝のお気に入りのようです~転生幼児、最強の家族とスキルを持つ秘密兵器でした~
アニメ、漫画、小説。WEB上で無料で掲載されていた作品でも、同じような展開は幾度も見た。『無能スキルとして追放された主人公が、真の力に目覚めてざまぁする』話である。
まさか、自分の身に起こるとは想定もしていなかったけれど。
(そりゃ、魔物を使って戦うのは剣や槍ほどかっこよくはないだろうけれど……)
逆を言えば、強い魔物と契約すればするほど、こちらの戦力を拡充できるということではないだろうか。それなら、辺境伯家に必要な力だと言えるだろうに。
(……落ち込んでいる場合じゃないな)
どうひいき目に見ても、目の前にいる父は、トーリを捨てる気満々である。家族の縁が薄いのは、前世も同じ。今に始まったことではない。
我ながら冷たいのかもしれないと思いながらも、トーリの方も家族を心から切り離す方向に動いていた。
当然、その日に予定されていたパーティーは中止になった。
招待客達には、トーリの急病と説明したらしい。らしいというのは、トーリに食事を運んできた侍女が教えてくれたことである。
まさか、自分の身に起こるとは想定もしていなかったけれど。
(そりゃ、魔物を使って戦うのは剣や槍ほどかっこよくはないだろうけれど……)
逆を言えば、強い魔物と契約すればするほど、こちらの戦力を拡充できるということではないだろうか。それなら、辺境伯家に必要な力だと言えるだろうに。
(……落ち込んでいる場合じゃないな)
どうひいき目に見ても、目の前にいる父は、トーリを捨てる気満々である。家族の縁が薄いのは、前世も同じ。今に始まったことではない。
我ながら冷たいのかもしれないと思いながらも、トーリの方も家族を心から切り離す方向に動いていた。
当然、その日に予定されていたパーティーは中止になった。
招待客達には、トーリの急病と説明したらしい。らしいというのは、トーリに食事を運んできた侍女が教えてくれたことである。