辺境のちっちゃな捨てられ領主は敵国女帝のお気に入りのようです~転生幼児、最強の家族とスキルを持つ秘密兵器でした~
 リュディアとラウガルトは、すぐに城に騎士を寄越すようにと命令を出した。貴族の男と魔物使いは、彼らによって引き立てられていく。

「トーリ、無事でよかった……本当に」

 リュディアは、トーリをしっかりと抱きしめる。彼女の腕の中で、トーリは大きく息をついた。

(……どうしよ)

 きっと、リュディアは意識していないだろう。
 こうやって抱きしめられて、トーリが安堵していることなんて、気づいてもいないに違いない。
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