辺境のちっちゃな捨てられ領主は敵国女帝のお気に入りのようです~転生幼児、最強の家族とスキルを持つ秘密兵器でした~
 あとは、自然の鉱脈に魔力を注ぐことでも、魔鉱物を産出する鉱脈を作れる等ノームの能力にはすさまじいものがある。

「全然知らなかったなぁ……」

『坊主の魔力は、ご馳走だからな。皆、ご馳走が欲しくて頑張ったのだ。あとで少し分けてやってくれ』

「それは、かまわないけど」

 トーリの魔力で済むならば安いものだ。もっとも、関わったノーム全員が満足するまで魔力を与えるのにどのぐらいの時間がかかるのかはちょっとわからない。
 寝る前だったら魔力を与えすぎて動けなくなっても問題ないだろうから、寝る前にしてもらおう。
 なんて考えながら、ぺたぺたとリュディアの執務室の方へと歩いていく。トーリのところに届く手紙は、一度皇宮で働く役人が中身を確認し、リュディアの許可があってから初めてトーリのところに届けられる。
 トーリを危険視しているからではなく、トーリを守るためなので私信を勝手に開けられても文句はない。それに、今回の場合は村長からの報告書で公的な文書だ。

「……魔鉄が出るそうだな」
「はい、陛下。キヴィが教えてくれました。一度、村の様子を見に行きたいんですけど……」

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