辺境のちっちゃな捨てられ領主は敵国女帝のお気に入りのようです~転生幼児、最強の家族とスキルを持つ秘密兵器でした~
(やばーい! 本物の騎士、めっちゃ速い! まあ、うちのガイストの方が上ですけれども!)
ガイストが守ってくれるとわかっていたから表情を崩すことはなかったが、今のはめちゃくちゃ怖かった。
「レーケ。ちょっと彼をおとなしくさせておいてもらえるかな? 僕と、陛下のお話が終わるまでね」
一緒に来てくれたレーケにお願いすれば、あっという間に麻痺毒がラウガルトの体内に吸い込まれていく。
レーケはメディックビーの女王様。気づかれる前に呼吸から麻痺毒を吸収させるのなんてお手の物。その効き目が、やけに速いのもレーケならではである。
「何をした!」
どうやら、まだ口まで麻痺毒は回っていないらしい。彼が黙ってくれないと話を始めることはできないのだけれど。表情を崩さず、首をかしげたままトーリはリュディアを見つめる。
(我ながら怪しいんだよねー、でも、女帝様と話をしないとどうにもならないしね……)
こんな夜更け、女帝の天幕にいきなり姿を見せる幼児。どうひいき目に見ても不審者である。
だが、トーリをじっと見ていた女帝の決断は速かった。
「……わかった。話は聞こう」
ガイストが守ってくれるとわかっていたから表情を崩すことはなかったが、今のはめちゃくちゃ怖かった。
「レーケ。ちょっと彼をおとなしくさせておいてもらえるかな? 僕と、陛下のお話が終わるまでね」
一緒に来てくれたレーケにお願いすれば、あっという間に麻痺毒がラウガルトの体内に吸い込まれていく。
レーケはメディックビーの女王様。気づかれる前に呼吸から麻痺毒を吸収させるのなんてお手の物。その効き目が、やけに速いのもレーケならではである。
「何をした!」
どうやら、まだ口まで麻痺毒は回っていないらしい。彼が黙ってくれないと話を始めることはできないのだけれど。表情を崩さず、首をかしげたままトーリはリュディアを見つめる。
(我ながら怪しいんだよねー、でも、女帝様と話をしないとどうにもならないしね……)
こんな夜更け、女帝の天幕にいきなり姿を見せる幼児。どうひいき目に見ても不審者である。
だが、トーリをじっと見ていた女帝の決断は速かった。
「……わかった。話は聞こう」