辺境のちっちゃな捨てられ領主は敵国女帝のお気に入りのようです~転生幼児、最強の家族とスキルを持つ秘密兵器でした~
 少し離れたところで待っていたリュディア達に合流する。

「もうよいのか?」
「はい、陛下。村の守りもしっかりお願いしてきたので!」

 メディックビーの薬と、シャドウウルフの牙にかなう者はそう多くない。村については心配しなくても大丈夫だ。
 アンジェは、本人の希望で村に残って働くことになった。ここで畑の手伝いをする仕事が、アンジェ自身が思っていたよりも性に合っていたらしい。

「……元気ないね」

 リュディアの側に控えているラウガルトは、元気がない。彼女を裏切ろうとしていた自分が許せないのかもしれない。

「……私を気遣う必要はない」
「ラウガルトさん、大丈夫だよ。エルヴィちゃんは無事だから」

 ラウガルトの身内が人質に取られていると知った時点で、キヴィに頼んでノームをエルヴィの警護につけている。
 万が一、エルヴィの身に危険 が迫るようなことがあれば、ノーム達がエルヴィを守ってくれる。具体的な方法については聞かない方がいいと言われたので聞いていないけれど。
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