辺境のちっちゃな捨てられ領主は敵国女帝のお気に入りのようです~転生幼児、最強の家族とスキルを持つ秘密兵器でした~
「当たり前だ。お前がいなければ、私が帝位を継いでいたんだぞ。息子に継がせて何が悪い」
その言葉に、リュディアは口を閉じた。トーリが彼女と顔を合わせて以来、初めて彼女の顔に弱々しい表情が浮かぶ。
「皇配では駄目だったのか? 私は、彼には私と同じ権力を与えるつもりだったのに」
「兄上を皇配にするだと? 馬鹿馬鹿しい。お前が地位に固執したから、こんなことになったんだろうが」
そう口元をひん曲げて告げたエルマーグは、リュディアより少し年下に見えた。金髪を短めに整えた彼は、不満を隠せずにいる。
「まず父上が帝位を、それから俺が受け継ぐはずだった。お前さえいなければ、すべてうまくいった――」
だが、エルマーグのその言葉は、目の前に付き立てられた剣によって封じられた。床を貫通しそうな勢いで剣を突き立てたのはラウガルトだ。
「それ以上、くだらないことを言うな」
「娘可愛さに主君を裏切ろうとしたくせに」
「陛下は許してくださった。心を入れ替え、これまで以上に誠心誠意お仕えする」
その言葉に、リュディアは口を閉じた。トーリが彼女と顔を合わせて以来、初めて彼女の顔に弱々しい表情が浮かぶ。
「皇配では駄目だったのか? 私は、彼には私と同じ権力を与えるつもりだったのに」
「兄上を皇配にするだと? 馬鹿馬鹿しい。お前が地位に固執したから、こんなことになったんだろうが」
そう口元をひん曲げて告げたエルマーグは、リュディアより少し年下に見えた。金髪を短めに整えた彼は、不満を隠せずにいる。
「まず父上が帝位を、それから俺が受け継ぐはずだった。お前さえいなければ、すべてうまくいった――」
だが、エルマーグのその言葉は、目の前に付き立てられた剣によって封じられた。床を貫通しそうな勢いで剣を突き立てたのはラウガルトだ。
「それ以上、くだらないことを言うな」
「娘可愛さに主君を裏切ろうとしたくせに」
「陛下は許してくださった。心を入れ替え、これまで以上に誠心誠意お仕えする」