辺境のちっちゃな捨てられ領主は敵国女帝のお気に入りのようです~転生幼児、最強の家族とスキルを持つ秘密兵器でした~
「帝国領に入れてもらったし、エルヴィちゃんも救えたし、僕、開拓村に帰ろうと思うんですよ」
「帰る?」
リュディア自身驚いたことに、声が跳ねあがった。
トーリとの出会いは数日前。彼がリュディアの天幕に乗り込んできたのがきっかけだ。
陣にいた全員、リュディア自身とラウガルト以外を眠らされ、彼の言う『交渉』に応じるしかリュディアにできることはなかった。
だが、トーリの教えてくれた情報は貴重なものだ。ラウガルトの娘が捕らえられ、その命を盾にラウガルトが脅されていたことすらリュディアは知らなかったのだから。
「帰れると思っているのか?」
「……え? だって、僕はもう用なしでしょう? 陛下に必要な情報は差し上げたし」
「困るな。そなたのような貴重な人材を、開拓村に戻すわけにはいかない」
「えー!」
トーリは目を見張った。リュディアのものとは違う緑色の目が大きく丸くなっている。柔らかな金髪、ぷくぷくとした頬にころころと変わる表情。
「帰る?」
リュディア自身驚いたことに、声が跳ねあがった。
トーリとの出会いは数日前。彼がリュディアの天幕に乗り込んできたのがきっかけだ。
陣にいた全員、リュディア自身とラウガルト以外を眠らされ、彼の言う『交渉』に応じるしかリュディアにできることはなかった。
だが、トーリの教えてくれた情報は貴重なものだ。ラウガルトの娘が捕らえられ、その命を盾にラウガルトが脅されていたことすらリュディアは知らなかったのだから。
「帰れると思っているのか?」
「……え? だって、僕はもう用なしでしょう? 陛下に必要な情報は差し上げたし」
「困るな。そなたのような貴重な人材を、開拓村に戻すわけにはいかない」
「えー!」
トーリは目を見張った。リュディアのものとは違う緑色の目が大きく丸くなっている。柔らかな金髪、ぷくぷくとした頬にころころと変わる表情。