時をかける恋の舞台
昌子の姿に戻ったありさは愛斗と話を交わし、その日は別れて帰宅した。
朝を迎えると、ありさは正子の部屋へと向かい、そのまま愛斗と三人で図書館へと出かけた。図書館で利用者カードを作るため、ありさは健康保険証を職員に渡した。職員が記載内容を確認すると、そこには昭和生まれ、1952年6月23日生まれと記されていた。あまりに年齢が離れているため、職員は思わず「本当にご本人ですか?」と疑いの目を向けた。その場は愛斗が自分の保険証を提示して自分名義のカードを作成し、事なきを得た。
二人はカードを手に、まず咽頭がんに関する本を探して手に取り、その他にも何冊か気になる本を選んでいった。貸出手続きのためカウンターへ持っていくと、職員はバーコード読み取り機で処理を進めていく。愛斗はふと「貸出しカードはもう使わないのですか?」と尋ねると、職員は「はい、もうありません」と答え、本をありさに手渡した。
手続きを終えて図書館を出ると、二人は近くのコンビニへ立ち寄った。店の前に貼られたポスターを見ると、「夏祭り大会 本日開催」と書かれている。
「夏祭り、行きたいな」
「今日あるみたいですね。花火大会も同時にあるそうですよ」
愛斗がそう言うと、二人はその足でサンリブへと向かい、浴衣売り場で浴衣を選び、レジで会計を済ませた。それから昔ながらの駄菓子屋へも寄り、並んだお菓子の中から好きなものを選んで買い求め、店を出ると家へと帰った。
家に着くと、二人は選んだ浴衣に着替え、お互いの姿を見せ合った。
「とても似合ってるよ。本当に可愛い」
「ありがとう」
愛斗が笑顔で褒めると、ありさは嬉しそうにはにかんだ。
それから愛斗の車に乗り込み、夏祭りの会場へと向かった。駐車場に車を停めて歩き出すと、二人は自然と手を繋いだ。
屋台が並ぶ通りを歩きながら、愛斗は射的の屋台に立ち止まり、挑戦することにした。銃を構え、的を狙い——見事に商品を落とし、手に入れると、思わず笑顔になった。「やった!」と喜ぶ愛斗の手を、ありさはまた強く繋ぎ直した。
しばらく歩いた後、ありさがトイレに入ると、中には美波がいた。すれ違いざま、美波は突然ありさを勢いよく突き飛ばした。
「きゃっ…!」
美波は知らん顔をして「ごめん、見えなかった」と言った。
ありさは体を起こし、美波を真っ直ぐに見て言い返した。
「わざとでしょう。愛斗くんのことが好きなら、正々堂々と勝負しなさい。私だって、愛斗くんを想う気持ちでは負けませんから」
ありさが腕時計を見ると、針は7時50分を指していた。それを確かめてから個室へ入った。すると外から美波の声が響いてくる。
「いい気にならないで! おばさんのくせに!」
そう罵るように叫ぶと、突然ドアを蹴りつける音が響いた。
「どうしたの?」——外の人々がざわざわと振り返り、見守る中、美波は周囲の視線に気づき、何も言わずにその場から慌てて走り去ってしまった。
しばらくしてから夏まりのスタッフがきた。
「知り合いなんですけど10以上たってもでてこないんです
だがら開けることできますか」
「大丈夫ですかお客さん」
夏まりスタッフは鍵わあけると正子だったので美波は
驚いた。
「ありささんは」
「私もあなたのこと嫌いです」
正子は走って行き美波は追いかけてきたので
愛斗の所にいき美波のことを話しをしてから
愛斗は正子と手を繋いでから花火が見えるスポットにいった。
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