シュガー&シュガー【完】
けれど、出会いが私的に最悪だったし、何より恋愛未経験だったからアプローチの仕方がイマイチわからず、サークルの飲み会があるたびにできるだけ参加し、話しかけて、個人の連絡先聞き出し迷惑にならない程度にメッセージを送った。
『あの、私、向葵さんに吐かせてもらった時に好きになりました。でも、特にそういう性癖があるとかではないので!え、と、その、つまり、私と付き合ってくれませんか…?』
連絡を取り始めて一ヶ月後、私は直接想いを伝えた。自分の口からじゃないと気が済まなかった。人生初の告白。口から心臓が出そうだったのを今でもちゃんと覚えている。
『俺ね、翠ちゃんのその真っ直ぐで素直なところにやられたみたい』
『え』
『寧ろ俺でいいの?付き合ったら溺愛するけど』
『っ、で、溺愛、大歓迎です!』
『ははは。そう?じゃあ思う存分、翠ちゃんのこと愛すね』
ただ《向葵さんのことが好き》という気持ちだけで突っ走っていただけの毎日。恋が実った瞬間。