生贄聖女ですが、モラハラクズ魔王と国を立て直します!

思い出した前世


結婚式では、か弱い聖女が魔王からのキスを受けて倒れたので、
会場は大騒ぎになった。

儚く美しい聖女を魔王が優しく抱き上げた姿は絵のように美しく、
伝説となった。

そしてすぐに自室に戻ると医者が呼ばれた。


トカゲの姿をした医者が、ベッドに横たわるソフィアの体調を観察する。

「特に変わった症状はアリマセン。きっと、長距離移動や結婚式へのプレッシャーなどで精神的なモノかと……」

それを聞いていたアランが突然立ち上がった。

「で?これはすぐ使えるようになるのか?」

アランの赤い瞳に睨まれ、トカゲはこくこくと頷く。

「休養が必要かと……」

「フン、今日は初夜だぞ。そうは待てん」
と、アランはソフィアの艶やかな唇をそっと撫でた。











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