フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜



「夏澄買ってきた……って、顔赤いよ?大丈夫?」


「い、いや大丈夫、かな……?」



「……はい、お水」

「涼、ありがと」



——-ゴクゴクゴク



美味しいな。というか、これ涼が買ってきてくれたんだよね?


じゃあお金返さないと。


「涼これ何円した?遊園地だから高いよね……?返すよ」

「大丈夫、毎日勉強教えてくれてるからそのお礼だよ」


お礼……。


そっか。私勉強教えてるもんね。

「じゃあ、ありがたく」


「どーぞ」



コーヒーカップでの気持ち悪さが薄れてきた。


ふぅ……。


「じゃあ次いく?」


「だったらあんまり回らないやつに行こっか」


「ありがとう」



涼の気遣いい心があったかくなった。




< 119 / 128 >

この作品をシェア

pagetop