フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
「夏澄買ってきた……って、顔赤いよ?大丈夫?」
「い、いや大丈夫、かな……?」
「……はい、お水」
「涼、ありがと」
——-ゴクゴクゴク
美味しいな。というか、これ涼が買ってきてくれたんだよね?
じゃあお金返さないと。
「涼これ何円した?遊園地だから高いよね……?返すよ」
「大丈夫、毎日勉強教えてくれてるからそのお礼だよ」
お礼……。
そっか。私勉強教えてるもんね。
「じゃあ、ありがたく」
「どーぞ」
コーヒーカップでの気持ち悪さが薄れてきた。
ふぅ……。
「じゃあ次いく?」
「だったらあんまり回らないやつに行こっか」
「ありがとう」
涼の気遣いい心があったかくなった。