フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
「そろそろ帰る?だいぶ暗くなってきたし全制覇もしたし……」
まだ遊んでいたい気持ちがあるけど、でもそろそろ帰らないと凛ねぇに怒られそうだったから。
「じゃああと一個だけ。まだ制覇してないのがあるよ?」
「え?あったっけ?」
「観覧車」
観覧車……あ、あのおっきいやつだ。
たしか都内で一番大きいって有名なんだよね。
「あれ?行ってなかったっけ?」
「うん、たぶん見ただけで行った気分になってるよ?」
「確かに行った気分になってた」
「じゃあいこ」
「うん」