フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
「なに?」
「深森夏澄、どうだ?」
「……」
「じゃあ、言わせてもらう、夏澄の両親をやったのは、俺の部下だ」
この人は、俺が秘密にするとでも思ってるのか……?
父だから教えないだろうと思ってるのか?
「そっか」
呆れ。
まさにだった。
前から冷たかったけど、一番冷たい声が出てびっくりした。
「……それで、お前も協力しろ、夏澄を……」
「分かった、意味はじゃあ戻るね」
「協力してくれるのか!やはり涼はそうだと思った!」
……。
俺は自室に戻ったあと大きいため息をついた。
でも、音声データはある。
だから……警察に持っていける。