【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
誰にでも敬語。
だけど、鋭い刃のようなその言葉に、颯太は怒るどころか、楽しそうに目を輝かせた
「うわ、言うねぇ! お淑やかなツラして、マジで刺さりそうな敬語じゃん」
その時だった。
「おいおい、鳳のガキどもがイチャついてんじゃねえぞ!」
闇の中から、鉄パイプを持った他校の不良5人がゾロゾロと現れ、2人の単車を取り囲んだ
「チッ……面倒な奴らに見つかったな」
颯太が戦おうと身構えた、その瞬間
衣服の擦れる綺麗な音が夜風に響いた
次の瞬間には、レイが流れるような体術で最初の一人の懐に潜り込み、完璧な掌底を顎に叩き込んでいた
ドン!と鈍い音がして、不良が白目を剥いて崩れ落ちる
「え……?」