【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
「ま、そういうことだからさ。蓮も陸も、格好つけて弟分にイキるには、まだ百年早いんじゃない?」
颯太がフッと不敵に笑うと、蓮が噛みついた
「チッ……! 颯太さん、座学は一ノ瀬の勝ちかもしんねえけど、喧嘩なら俺だって負けねえっすよ!」
「へえ、言うね。じゃあ、ちょっと試してみる?」
颯太がスクールバッグをポンと机に置いた瞬間、室内の空気が一変した。
昼間のチャラ男のオーラが消え去り、黒曜のナンバー2としての、底知れない圧倒的な「武力」の気配が部屋を支配する
その眼光の鋭さに、狂犬の蓮すら一歩後ずさりした。
「……っ、いや、今はバイクの整備が……」