【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂

「ええ、確認しました。実に見事な初手柄です、多久君。時間、場所、神代の作戦意図……すべて一分の隙もない完璧な『ファクト』です」


「マジで!? 多久、お前すげえじゃん!!」


ソファーに座っていた蓮がガタッと立ち上がり、多久の肩を痛いくらいにガシガシと叩いた。


「俺たちのルートが狙われてたなんてな! 陸、聞いたかよ!」


「聞いた聞いた! 多久くんマジ命の恩人じゃん! ありがとー!」


陸も嬉しそうに多久の頭をクシャクシャに撫でる


「もー、蓮も陸も嬉しそうに騒いじゃってさ。でも本当、多久くんグッジョブ。一ノ瀬の厳しい特訓に耐えた甲斐があったね」


颯太が頭の後ろで手を組み、いつものチャラいタメ口で微笑みかける。


< 47 / 115 >

この作品をシェア

pagetop