【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
「ええ、確認しました。実に見事な初手柄です、多久君。時間、場所、神代の作戦意図……すべて一分の隙もない完璧な『ファクト』です」
「マジで!? 多久、お前すげえじゃん!!」
ソファーに座っていた蓮がガタッと立ち上がり、多久の肩を痛いくらいにガシガシと叩いた。
「俺たちのルートが狙われてたなんてな! 陸、聞いたかよ!」
「聞いた聞いた! 多久くんマジ命の恩人じゃん! ありがとー!」
陸も嬉しそうに多久の頭をクシャクシャに撫でる
「もー、蓮も陸も嬉しそうに騒いじゃってさ。でも本当、多久くんグッジョブ。一ノ瀬の厳しい特訓に耐えた甲斐があったね」
颯太が頭の後ろで手を組み、いつものチャラいタメ口で微笑みかける。