【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
「レイさん、どうする? あいつら二十人で待ち伏せてるらしいけど」


颯太が不敵な笑みを浮かべ、タメ口で問いかける。


「決まっていますよ、颯太君」


レイはいつもの丁寧な敬語のまま、冷たく、そして最狂の覇気を放ちながら言い放った。


「罠だと分かっていて飛び込むほど、私たちは愚かではありません。明日、その廃倉庫を取り囲むのは……我が『黒曜』の側です。彼らに、本物の恐怖を教育して差し上げましょう」


「「「応!!!」」」


多久が仕入れた最初の情報が、黒曜の反撃の狼煙となった。神代の罠を逆手に取る、黒曜の総力戦が幕を開けようとしていた
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