【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
衣服の擦れる綺麗な音。次の瞬間、ドン!という鈍い衝撃音と共に、不良の巨体が地面に叩きつけられていた。


「がはっ……!?」


「手加減をして差し上げたいのは山々ですが、あいにくその方法を存じ上げないのです」


流れるような動作で残りの2人の鳩尾に拳を叩き込み、
一瞬で3人を地べたに這いつくばらせる。圧倒的な、次元の違う武力。


レイは怯えて動けない不良の頭を、容赦なく見下ろした。


「頭を下げたままで結構ですよ。どうせ、二度と私と目を合わせる機会はありませんから。ですから二度と我が校の生徒に近づかないと誓いなさい」


「ひ、ひぃぃっ! すいませんでした!」


不良たちは這うようにして、一目散に逃げ去っていった。
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