その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
涙目で絶叫する敵ボスに、レイはしゃがみ込み、冷え切った指先で彼の顎をクイと持ち上げた。
妖艶で、あまりに最狂な微笑みを浮かべる

「奇跡? 違いますね。これは単なる、圧倒的な実力差です。決して忘れぬように」

ドン、と。
レイの容赦ない足蹴りが金城の胸元に決まり、彼はコンクリートの地面を何メートルも滑っていき、そのまま意識を失った

完全なる静寂。
狂犬連盟は文字通り壊滅した

「ふぅー、お疲れレイ。今日もマジで容赦ないね」

颯太が髪をクシャッと掻きながら、隣に歩み寄ってタメ口で微笑みかける

「お疲れ様です、颯太君。皆さんも、怪我はありませんか?」

レイが振り返ると、背後では『黒曜』の団員たちが、
圧倒的な強さを見せつけた彼女の姿に完全に心酔し、直立不動で目を輝かせていた

「「「レイさん、最高です!! 一生ついていきます!!」」」

「ふふ、頼もしいですね。では、約束通りファミレスへ行きましょうか。私の奢りです」

「「「ありがとうございます!」」」

昼間はお淑やかな優等生、夜は夜風に敬語を響かせる最狂の総長
彼女の伝説は、まだ始まったばかりだった。

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