【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
鋭い打撃音が倉庫内に響き渡る。


レイの体術はまさに芸術だった


多勢に無勢であるはずの状況で、彼女は一寸の隙もない完璧な身のこなしで、襲いかかる敵を次々と地べたに叩きつけていく


バキッ、ドカッ、と男たちが悲鳴を上げて崩れ落ちていく


だが、敵の数が多すぎる


背後から放たれたバットのフルスイングを避けた瞬間、別の男が放ったナイフの刃先が、レイの白い頬をかすめた。

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