はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
「いやいや!それこそ上原さんを刺激しちゃうでしょ?それはだめだよ」
「そうですか?分かりました。でも、この情報、課長の耳には入れてあるので……ふふふ。さて仕事しますか」
梨乃は含み笑いを残して席に戻った。
「……?うん」
清香を思い出す度、心が痛む。高校の頃、こっぴどく裏切られた記憶がまとわりついていて、友達だと思っていた自分が滑稽に思えてくる。言われるがまま哲平から逃げ回り、理由もなく傷つけた。
(私はお人好しの大馬鹿野郎だ。ただ利用されてただけなのに、いい事してると思ってたんだから。でもそれは過去で、今は関係ない。そうだよ、上原さんを刺激しちゃうとか関係ないじゃん。先ずは、自分の気持ちを大切にしないと)
「あー、もう!あと、あと!さ!仕事するよ!」
ぱんっと両手で頬を叩くと、千雪は手元に置かれた図面を手に取った。
「そうですか?分かりました。でも、この情報、課長の耳には入れてあるので……ふふふ。さて仕事しますか」
梨乃は含み笑いを残して席に戻った。
「……?うん」
清香を思い出す度、心が痛む。高校の頃、こっぴどく裏切られた記憶がまとわりついていて、友達だと思っていた自分が滑稽に思えてくる。言われるがまま哲平から逃げ回り、理由もなく傷つけた。
(私はお人好しの大馬鹿野郎だ。ただ利用されてただけなのに、いい事してると思ってたんだから。でもそれは過去で、今は関係ない。そうだよ、上原さんを刺激しちゃうとか関係ないじゃん。先ずは、自分の気持ちを大切にしないと)
「あー、もう!あと、あと!さ!仕事するよ!」
ぱんっと両手で頬を叩くと、千雪は手元に置かれた図面を手に取った。