はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜

12話 決着

翔也との関係を改めて確認し合えた数日後。千雪は心の内が騒がしく、そして忙しかった。

翔也との今後の付き合い方をどうしたらいいか。数日経っても答えが出せないでいた。

(チャットか……電話か……。むしろティエドゥールか。ファーストコンタクトはどうすべきだろう)

考えは尽きない。そしてもう一つ。清香と哲平のことだ。

弁護士さんが介入してくれた事で、清香からの嫌がらせメールは途絶えたが、身を守れと周りから再三言われていたのだ。

しかし、いくら何でも身を守るようなことはされないだろうと、千雪はたかを括っていた。

仕事が終わり、千雪は考え事をしながら会社の屋外駐車場へと歩いて来た。翔也のことや哲平のこと。そして清香のこと。考え始めるとキリがない。

下を向いて歩いていた千雪は顔を上げた。すると、電信柱の横に人影がある。女性が佇んでいた。女性は千雪に気づくと姿勢を正した。
< 117 / 172 >

この作品をシェア

pagetop