はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
「滅多に女子に話しかけない硬派な八奈見くんが、私に声をかけて助けてくれたんだよ?そんなの私を好きだからに決まってるでしょ。だったら彼の隣には、私が居てあげなきゃ。八奈見くんは私と居たいはずなのに、瀬戸さんにばかり話しかけてさ。どんな手を使って八奈見くんを誑かしたのか知らないけど、瀬戸さんばっかりずるい!大嫌い!だからどうしても、八奈見くんから遠ざけたかったの!」
「おいおい……まじかよ」
清香のよく分からない思い込みに、哲平は呆れた声を出した。
(誑かす?ずるい?)
千雪も返す言葉が見当たらない。こんな理由で清香のためを思い、自分の気持ちに蓋をして、高校時代を過ごしたのかと思うと、情けない。
「私は八奈見に何もしてないよ。あの頃は上原さんに言われた通り、八奈見を避けていたのは知っているでしょ?」
「おいおい……まじかよ」
清香のよく分からない思い込みに、哲平は呆れた声を出した。
(誑かす?ずるい?)
千雪も返す言葉が見当たらない。こんな理由で清香のためを思い、自分の気持ちに蓋をして、高校時代を過ごしたのかと思うと、情けない。
「私は八奈見に何もしてないよ。あの頃は上原さんに言われた通り、八奈見を避けていたのは知っているでしょ?」