はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
哲平は挨拶でもするかのように、さらりと言った。

「俺のアパートへ行かない?」

千雪は心臓が倍の大きさに膨らんだかと思った。どきりという言葉では表せないほどに脈打ったのだ。

「八奈見のアパート?え?いや、でも……。ご飯でも食べながら、居酒屋とかでいいよ」

千雪に遠回しに断られ、哲平はふぅと息を吐いて上を向いた。しかし真剣な表情で、再チャレンジする。

「嫌?今日は一緒に過ごさないか?俺ん家に来いよ」

千雪の顔が一瞬で赤く染った。しかし、確信的に聞いてみる。

「え?どういう意味?」

「そういう意味だよ。察しろよ」

哲平の顔も赤らんでしまった。

ここで、この誘いに乗ってしまったら、確実に哲平のことを受け入れたことになる。

「……」

千雪は少し考えた。
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