はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
千雪はその先を急かした。

「なに〜?」

ちらりと千雪を見やったが、哲平はすぐに前を向く。

「俺が設計して建てた家のインテリアを、瀬戸にコーディネートしてほしいなって。俺、すげぇこと考えちゃったって、ちょっと興奮した。バレーやるより面白いかも、ってね。バレーのために選んだ高校だったけど来て良かった。しかも建築科にして本当に良かった」

哲平はとても楽しそうにハンドルを握っている。

「それを高校生の時に思いついたの?無謀だなぁ」

「でも、実現出来たじゃん!俺たち一緒にモデルハウスを造りあげただろ。嬉しかったなぁ。そして何より楽しかった。俺の行動は間違ってなかったんだ。方向転換して大正解!天職に巡り会えたって感じ。瀬戸に出会えたのは運命だな」

「そんな大袈裟な」

ウィンカーを出して曲がると、そこは哲平が住むアパートだった。駐車場に車を停めてエンジンを切る。
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