はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
このために用意してくれたであろう指輪に、千雪の鼓動が激しく高鳴った。嬉しさと恥ずかしさで顔を真っ赤にした千雪は、哲平を立たせようと身を屈めた。しかし、それを遮るように哲平は言った。
「俺と結婚してください」
真剣な哲平の眼差しが千雪を射抜く。この言葉を聞くのは二度目だが、ありきたりなフレーズが心にじわじわと染みる。
「もう……。分かったから、早く立ってよ……」
感動に震える声で千雪はお願いした。哲平はゆっくり立ち上がった。
「返事は?」
心配そうに伺う哲平に、千雪はぎゅっと抱きついた。熱いものが込み上げてくる。この際、人目なんてどうでもいい。
「謹んでお受けします」
千雪の返事を聞いた哲平は、言葉にならない声を出して喜んだ。そして千雪をぎゅっと包み込む。
「偽装から彼氏になって、婚約者に昇格できた。次は夫だな」
「はは……進化してる。じゃあ私は妻になって、それが進化の最終形態だね」
その言葉に、哲平はくしゃっと笑った。
(哲平の、その笑った顔が今も大好きだよ)
千雪は幸せを噛み締めた。
ー終ー
「俺と結婚してください」
真剣な哲平の眼差しが千雪を射抜く。この言葉を聞くのは二度目だが、ありきたりなフレーズが心にじわじわと染みる。
「もう……。分かったから、早く立ってよ……」
感動に震える声で千雪はお願いした。哲平はゆっくり立ち上がった。
「返事は?」
心配そうに伺う哲平に、千雪はぎゅっと抱きついた。熱いものが込み上げてくる。この際、人目なんてどうでもいい。
「謹んでお受けします」
千雪の返事を聞いた哲平は、言葉にならない声を出して喜んだ。そして千雪をぎゅっと包み込む。
「偽装から彼氏になって、婚約者に昇格できた。次は夫だな」
「はは……進化してる。じゃあ私は妻になって、それが進化の最終形態だね」
その言葉に、哲平はくしゃっと笑った。
(哲平の、その笑った顔が今も大好きだよ)
千雪は幸せを噛み締めた。
ー終ー