はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
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哲平は、バレーボールの強豪校へ入学したくて、隣市にある高校に入学した。電車で高校がある最寄駅まで行き、そこからバスで高校まで通うルートだ。駅から徒歩で行けなくもないが、時短を優先した。
入学式を済ませて、いざ初登校という日。哲平はバスに乗って驚いた。視線が痛い。
(ここでもか……。まさか隣市に来てまでこれとはな)
背の高さで珍しがられるのには慣れた。しかし他人から、特に女子から、ひそひそと自分の名前を呼ばれ、ちらちら見られるのは未だに慣れない。自校の生徒や他校の生徒までにも知られているのか、と不愉快な気持ちになった。
空いている席もあったが、敢えて哲平は立っていた。立っていた方が楽だ。それに『座れば?』と声をかけてきたのが上原清香という同じ中学出身の女子だったため、変な誤解を避けたかったのもある。
そこへ乗り合わせたのが千雪だった。千雪は空席を見つけたので座ろうとして、哲平の脇をすり抜けた。その時、哲平の制服が引っ張られた。
「痛っ……」
千雪が小さく呟いた。千雪のお団子ヘアが、哲平の胸に付いている校章に絡んだのだ。慌てて髪に手を当てた千雪だが、焦りから上手く外すことができない。
哲平は、バレーボールの強豪校へ入学したくて、隣市にある高校に入学した。電車で高校がある最寄駅まで行き、そこからバスで高校まで通うルートだ。駅から徒歩で行けなくもないが、時短を優先した。
入学式を済ませて、いざ初登校という日。哲平はバスに乗って驚いた。視線が痛い。
(ここでもか……。まさか隣市に来てまでこれとはな)
背の高さで珍しがられるのには慣れた。しかし他人から、特に女子から、ひそひそと自分の名前を呼ばれ、ちらちら見られるのは未だに慣れない。自校の生徒や他校の生徒までにも知られているのか、と不愉快な気持ちになった。
空いている席もあったが、敢えて哲平は立っていた。立っていた方が楽だ。それに『座れば?』と声をかけてきたのが上原清香という同じ中学出身の女子だったため、変な誤解を避けたかったのもある。
そこへ乗り合わせたのが千雪だった。千雪は空席を見つけたので座ろうとして、哲平の脇をすり抜けた。その時、哲平の制服が引っ張られた。
「痛っ……」
千雪が小さく呟いた。千雪のお団子ヘアが、哲平の胸に付いている校章に絡んだのだ。慌てて髪に手を当てた千雪だが、焦りから上手く外すことができない。