はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
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「きっとこれを、一目惚れって言うんだろうな……」

「だから何?意地悪しないで教えてよ」

哲平は思い出していた甘酸っぱい記憶を、千雪に教えるのが惜しくなった。あの日千雪に意地悪ですねと言われたことを噛み締める。

「じゃあ……。ん!」

哲平は両手を広げた。そして唇を尖らせる。

「え?何?」

「ただでは教えない。俺の大事な思い出だからな。報酬をくれよ」

「えー!ずるい!でも……まぁいいか」

哲平の唇に千雪のそれが重なった。感触を感じて、哲平はがばっと千雪を抱きしめた。もっと。もっと。千雪を感じたい。俺の愛しい人。

「千雪……好きだ。愛してる」

「私も好きだよ」

キスが深く熱くなる。

「結局、教えてくれないの?」

とろけるような瞳で千雪が言った。そんな表情を見たら続きを、と思ってしまうではないか。

「もう少し後でな」

哲平は千雪を抱きしめたまま、自分の重さを千雪に乗せた。
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