はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
過去話 清香の執着
中学三年の夏。清香は、そろそろ進学のための志望校を決めなければいけなかった。特定の仲の良い友達が居なかった清香は、誰に相談するでもなく悠長に構えていた。
長く退屈な中学生活を送っていたが、気が付けばそんな時期になっていたのかと、ため息が出る。
(つまらない三年間だったなぁ)
放課後、担任との進路相談を終えた清香は、相談室から出てきた。特別行きたい高校もなかったため、今だに進路を決めかねていたのだ。
とぼとぼと廊下を歩いていると掃除当番の女子たちに出くわした。掃除そっちのけで三人はお喋りに夢中だ。
(やる事やってから話せばいいのに。効率悪いなぁ)
清香は良かれと思って、近くにあったごみを拾い彼女たちに渡した。そのついでにアドバイスもしてあげた。
「はい、落ちてたよ。もう少しで終わるでしょ?先に掃除してから、ゆっくり話せばいいんじゃない?」
清香の正論は、彼女たちの癇に障った。
「は?何様?偉そうに。上原さんてさ、いつもそうだよね。もう少し言い方考えなよ」
「偉そうにした訳じゃないよ。思ったことを言っただけだし。アドバイスしてあげただけじゃん」
清香は、きょとんとして小首を傾げた。なぜ自分が責められたのか意味不明だ。
「してあげたって……。それが偉そうだって言ってるの。分かんない?そういう所だよ。上原さんに友達できない原因」
「どうして?それが友達できない原因になるの?私は間違ったこと言ってないよね?」
返ってきた言葉は、清香にとって益々意味不明だった。
「空気読みなよ、ってこと。例え正論でも言わなくていい時があるんだよ。自分だけが正しいなんて思わない方がいいよ」
「そうだよ。自分の思い通りに人を動かせると思ったら大間違いだからね。正義感振りかざして良かれと思っているんだろうけど、時と場合によるからね」
「あと、言い方!」
「そうそれ、言い方!上原さんには分かんないか」
ここぞとばかりに三人は清香を取り囲んで、日頃の鬱憤を口にした。そこへ上から声が降ってきた。
長く退屈な中学生活を送っていたが、気が付けばそんな時期になっていたのかと、ため息が出る。
(つまらない三年間だったなぁ)
放課後、担任との進路相談を終えた清香は、相談室から出てきた。特別行きたい高校もなかったため、今だに進路を決めかねていたのだ。
とぼとぼと廊下を歩いていると掃除当番の女子たちに出くわした。掃除そっちのけで三人はお喋りに夢中だ。
(やる事やってから話せばいいのに。効率悪いなぁ)
清香は良かれと思って、近くにあったごみを拾い彼女たちに渡した。そのついでにアドバイスもしてあげた。
「はい、落ちてたよ。もう少しで終わるでしょ?先に掃除してから、ゆっくり話せばいいんじゃない?」
清香の正論は、彼女たちの癇に障った。
「は?何様?偉そうに。上原さんてさ、いつもそうだよね。もう少し言い方考えなよ」
「偉そうにした訳じゃないよ。思ったことを言っただけだし。アドバイスしてあげただけじゃん」
清香は、きょとんとして小首を傾げた。なぜ自分が責められたのか意味不明だ。
「してあげたって……。それが偉そうだって言ってるの。分かんない?そういう所だよ。上原さんに友達できない原因」
「どうして?それが友達できない原因になるの?私は間違ったこと言ってないよね?」
返ってきた言葉は、清香にとって益々意味不明だった。
「空気読みなよ、ってこと。例え正論でも言わなくていい時があるんだよ。自分だけが正しいなんて思わない方がいいよ」
「そうだよ。自分の思い通りに人を動かせると思ったら大間違いだからね。正義感振りかざして良かれと思っているんだろうけど、時と場合によるからね」
「あと、言い方!」
「そうそれ、言い方!上原さんには分かんないか」
ここぞとばかりに三人は清香を取り囲んで、日頃の鬱憤を口にした。そこへ上から声が降ってきた。