はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
清香は帰り道、家に着くまでずっと、頭の中で哲平の声がリフレインしていた。
(八奈見くんが私の名前を呼んで心配してくれた。八奈見くんが私を認識してた。私を意識してるってこと?)
清香の妄想はどんどん都合のいい方へとエスカレートしていく。自分の部屋へ行きクッションを抱き抱えた。
(そもそも八奈見くんが女子に声をかける所を見たことないし。わざわざ足を止めて私を庇ってくれたんだよね。何で?)
何が正しくて、何が正解なのか。清香は答えを出さずにはいられない。理由を言える自分の考えこそが正義なのだ。
(何で庇ってくれたの?あの八奈見くんが、わざわざ女子に苦言を呈したんだよ。一対多数はよろしくないって。私を心配して誤解されちゃうぞって。え?もしかして)
清香の表情がぱぁっと明るく輝いた。
「私のことを好きだから?」
(絶対そうだ。私が誤解されることが許せないんだ。私はいつも間違ってないから。好きな子がそんな風に思われたら嫌だもんね。)
「なるほど、それなら納得がいく。八奈見くんは、私を好きだったんだ。そっかぁ、そうなんだ。じゃあ一緒にいてあげないと」
清香は次の日、善は急げとばかりに進路相談室へと向かった。担任に、哲平と同じ高校へ進学すると伝えに行くために。
(同じ高校へ行ってあげるからね八奈見くん。大丈夫。私も好きだよ。ずっと一緒に居ようね)
今にもスキップしそうな勢いで、清香は廊下を進んだ。
数ヶ月後。無事に哲平と同じ高校へ通うことになった清香は、登校初日のバスの中で、有り得ない光景を目の当たりにした。
(私の八奈見くんと連れ立って降りていったあの女は何?八奈見くんは私を好きなのに、他の女に連れて行かれるなんて可哀想。でも大丈夫だよ。その女は私が排除してあげるからね)
清香の心の声は、自分を正当化していた。
(八奈見くんが私の名前を呼んで心配してくれた。八奈見くんが私を認識してた。私を意識してるってこと?)
清香の妄想はどんどん都合のいい方へとエスカレートしていく。自分の部屋へ行きクッションを抱き抱えた。
(そもそも八奈見くんが女子に声をかける所を見たことないし。わざわざ足を止めて私を庇ってくれたんだよね。何で?)
何が正しくて、何が正解なのか。清香は答えを出さずにはいられない。理由を言える自分の考えこそが正義なのだ。
(何で庇ってくれたの?あの八奈見くんが、わざわざ女子に苦言を呈したんだよ。一対多数はよろしくないって。私を心配して誤解されちゃうぞって。え?もしかして)
清香の表情がぱぁっと明るく輝いた。
「私のことを好きだから?」
(絶対そうだ。私が誤解されることが許せないんだ。私はいつも間違ってないから。好きな子がそんな風に思われたら嫌だもんね。)
「なるほど、それなら納得がいく。八奈見くんは、私を好きだったんだ。そっかぁ、そうなんだ。じゃあ一緒にいてあげないと」
清香は次の日、善は急げとばかりに進路相談室へと向かった。担任に、哲平と同じ高校へ進学すると伝えに行くために。
(同じ高校へ行ってあげるからね八奈見くん。大丈夫。私も好きだよ。ずっと一緒に居ようね)
今にもスキップしそうな勢いで、清香は廊下を進んだ。
数ヶ月後。無事に哲平と同じ高校へ通うことになった清香は、登校初日のバスの中で、有り得ない光景を目の当たりにした。
(私の八奈見くんと連れ立って降りていったあの女は何?八奈見くんは私を好きなのに、他の女に連れて行かれるなんて可哀想。でも大丈夫だよ。その女は私が排除してあげるからね)
清香の心の声は、自分を正当化していた。