はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
千雪の視線を感じた翔也が悪戯な顔を向けた。

「何?僕に見惚れちゃった?」

慌てて千雪はうんうんと頷いた。冗談を肯定されたことに驚き、翔也はくすっと笑った。

「ちぃは本当に変わらないね。嬉しいよ。やっぱり大好きだ」

「もう、そういうのいいから」

(翔也くんはすぐにこうやって揶揄う(からか)から心臓に悪いんだよね)

「……小林さん。小柄で可愛い人だね」

千雪は照れて話を逸らした。

「ははっ、でしょ?でも、ああ見えて実は僕らより三つ歳上なんだよ」

「えー?そうなの?若く見えるね。同い年か、何なら年下かと思っちゃった。可愛いいのは正義だね」

「そう?まぁ、ちぃ程じゃないけど」

さらりと甘い言葉を言ってのけるあたり、さすが王子様だ。再会してからは特に、千雪をこんな風に甘い言葉でそそのかしてくる。

「違ったらごめんね。小林さんは翔也くんの彼女?」

「……いや」

翔也は小さく否定した。
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